気になる病気・健康のこと
脳卒中
脳卒中とは
脳の血管の障害により、意識を失ったり、手足の動きが悪くなったりなどの神経の症状が起るものを「脳卒中」と呼んでいます。「脳卒中」は大きく「脳出血」「クモ膜下出血」「脳梗塞」に分類されます。いずれも生活習慣との関わりがあります。自分の生活習慣を見直し、「脳卒中」を予防しましょう。
- Q.1血圧が高いといわれましたが?
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A.1
脳卒中の種類によらず高血圧は脳卒中の最大の原因。血圧は正常に保ちましょう。
- 血圧を上げる原因に要注意
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- 「循環器病編:高血圧」参照
- 「循環器病編:肥満」参照
- 「生活習慣編:食生活/塩分をひかえましょう」参照
- 「生活習慣編:飲酒」参照
- 「生活習慣編:身体活動」参照
- 「生活習慣編:ストレス」参照
- 血圧は高ければ高いほど脳卒中になりやすい。
- Q.2総コレステロール値との関係は?
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A.2
総コレステロール値が低すぎると脳出血が起こりやすくなります。逆にコレステロール値が高すぎると脳梗塞につながることがあります。栄養のバランスに気をつけ、コレステロール値を適度に保つようにしましょう。
(目安:180~219mg/dl) - Q.3激しい肉体労働をしていますが?
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A.3
総コレステロール値が低すぎると脳出血が起こりやすくなります。逆にコレステロール値が高すぎると脳梗塞につながることがあります。栄養のバランスに気をつけ、コレステロール値を適度に保つようにしましょう。
(目安:180~219mg/dl) - Q.4毎日晩酌をしていますが良くありませんか?
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A.4
毎日平均して3合以上飲酒する人は脳出血が起こりやすくなります。1日1~2合までに。
- Q.5タバコを吸っていますが?
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A.5
喫煙している人は脳梗塞が起こりやすくなります。できるだけ禁煙しましょう。(「生活習慣編:たばこ」参照)
- Q.6心電図や眼底所見との関係は?
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A.6
同じ血圧レベルでも心電図や眼底所見で異常のある人の方が異常のない人に比べて脳卒中はおこりやすくなります。また、心房細動という不整脈をもっておられ る人は、脳寒栓というタイプの脳梗塞がおこりやすくなります。心電図や眼圧で異常のある人はかかりつけ医にて定期的に診察を受けてください。
- Q.7クモ膜下出血はどんな人がなりやすいの?
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A.7
生まれつき血管の破れやすいところのある人や動脈瘤ができて破れやすくなっている人に、高血圧、飲酒、喫煙などの負担がかかって起こると考えられています。女性に多いという特徴もあります。血圧は正常に保ち、酒はほどほどに、できるだけ禁煙しましょう。
総コレステロール値が169ml/dl以下の人は正常の人に比べて脳出血の起こりやすさは5倍
- 大量飲酒は脳出血になりやすい。
- タバコを吸う人は脳梗塞になりやすい。