人間ドック・がん検診

がんドック

• 食道・胃・十二指腸がん：
• 本邦ではピロリ菌感染を原因とする胃がんに加え、食道がんや十二指腸がんの頻度が増えています。そこで、上部消化管内視鏡検査によりがんの有無のチェックを行います（経口・経鼻の選択が可能です）。異常所見を認めた場合には当日生検を施行させていただく場合がございます（別料金）。
• 肺がん：
• 肺がんは従来の主体であった扁平上皮がんに加え腺がんの頻度が増加しており、胸部CT検査を用いた健診が重要となっています。当センターでは専門医の診断による低線量胸部CT検査を用いて診断してします。
• 甲状腺がん：
• TSH、FT４ホルモン検査に加え、甲状腺超音波検査を施行することで腫瘍/炎症などのチェックを行います。
• 肝臓がん：
• 本邦では肝炎ウイルス関連のがんが重要です。さらに、病的脂肪肝に伴う肝臓がんを診断するために腹部超音波検査とAFP（腫瘍マーカー）を用いてチェックいたします。肝臓線維化はFIB-４インデックスを用いて判断いたします。
• 胆のう・胆管がん：
• 早期発見のために腹部超音波検査を用いてチェックいたします。
• 膵臓がん：
• 大阪府立成人病センター・大阪国際がんセンター膵臓検診で培った技術を活用した膵臓超音波検査により膵臓を観察いたします。さらに、CA19-9・エラスターゼ１・膵アミラーゼ・CEA（腫瘍マーカー）をチェックいたします。
• 大腸がん：
• 便潜血検査（2日法）とCEA（腫瘍マーカー）でチェックを行います。さらに精密な検査を希望される方は比較的負担の少ない大腸CT検査をオプション検査（ドック受診に先立って別の日に受診）として行なっています。
• 乳腺がん：
• 診察は全て女性専門医が行います。マンモグラフィー・乳腺超音波検査とCA15-3（腫瘍マーカー）を組み合わせ判定します。
• 婦人科がん：
• 専門医による診察(内診）及び経膣超音波検査（子宮頸部・体部）を行います。さらに子宮頸部生検を行います。また、CA12-5（腫瘍マーカー）をチェックいたします。
• 前立腺がん：
• PSA（腫瘍マーカー）を用いた検診を行っています。

動脈硬化ドック

• メタボリック症候群と動脈硬化：
• 肥満・運動不足・ストレス・喫煙・飲酒などにより出現する生活習慣病に伴う動脈硬化性疾患（脳血管障害、心筋梗塞、腎不全、大動瘤）を予防するためにチェックします。
• 糖代謝異常（空腹時血糖値・HbA1c・インスリン・HOMA-IR）、脂質異常（総コレステロール・LDL/HDL/nonHDLコレステロール・中性脂肪）、肥満チェック（腹囲測定・CTによる内蔵脂肪測定）
• 頸動脈超音波検査：
• 頸動脈は全身の動脈硬化の窓と言われています。頸動脈は大動脈と脳内動脈の性格を有し脳血流の影響を最も受ける動脈です。そこで超音波検査による動脈硬化性変化を判定いたします（内膜中膜厚、プラーク、狭窄の有無）
• 骨粗しょう症：
• 骨密度検査

心臓ドック検査

• 心電図
• 心臓超音波検査：
• 心臓の働きを診断するため心臓の形態、心臓の働きを直接観察します。さらに、大動脈の形態、弁膜症の有無などを精密にチェックいたします。 （左室駆出率、心房/心室形態、各弁の状態、心のう水の有無など）

• 専門医による結果説明：
• ドック終了後（約３週間後）に人間ドック健診専門医より個別にドック結果の説明・解説ならびに生活指導を行います。（結果説明日は、ドック終了時にご予約いただきます）
• 精査加療のための紹介先：
• がんの場合：「大阪府立病院機構　大阪国際がんセンター」へ優先的に受診いただき精査を受けていただきます。
• その他の疾患：「国立病院機構大阪医療センター」「大阪府急性期総合医療センター」「大阪市総合医療センター」「大阪赤十字病院」「国家公務員共済大手前病院」「大阪警察病院」などのご希望される病院へご紹介いたします。