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がん検診がきっとあなたを救う!早期発見が大切

オンライン市民公開セミナー

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セミナー概要

(1) 健 (検)診の意義 ― 備えあれば憂いなし!

大阪がん循環器病予防センター
伊藤壽記 所長

 病気の危険(リスク)因子を見つける“健診”とがんなどの特定の病気そのものを見つける“検診”があります。前者は糖尿病、脳卒中、虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)のリスクのある方を見つけて、特定保健指導などの生活改善の指導を行います。一方、後者はがん検診などでがんを早期に見つけることを目標として、疑いがある場合には病院で精密検査を受けて診断してもらうようにします。欧米では1990年ごろを境にがんによる死亡率が低下していますが、本邦では依然として右肩上がりの状況です。その理由として、検診の普及率が挙げられます。本邦では検診受診率は欧米に比して低く、40%と低迷しています。がんは早期に見つけて早期に治療する二次予防が重要です。さらに、その後は悪い生活習慣を改めて、転移しないように、かつ別のがんがでないようセルフケアに徹することも大切です。このセミナーでは、最近急増している糖尿病についてもお話しします。

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(2) ヒートアップしている呼吸器の病気

大阪がん循環器病予防センター
今村文生 副所長

 呼吸器の病気は多彩です。現在パンデミックを引き起こしている新型コロナウイルス感染症Covid-19も呼吸器の病気ですし、過去にはSARS、MERS、新型インフルエンザといった呼吸器の病気がパンデミックを引き起こしました。呼吸器の病気は日本人の死亡原因としても注目されています。日本人の死亡原因の第1位であるがんの中で、肺がんは最大の死亡原因です。また、男性では2019年に慢性閉塞性肺疾患が死亡原因の第8位となっています。肺がんや慢性閉塞性肺疾患の治療は大きく進歩していますし、禁煙によりある程度予防可能です。検診で病気を早期に発見すると同時に、禁煙に取り組んだり、健康意識を高めて、発症を予防することが大切です。

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(3) ブレストアウェアネスって知っていますか?

大阪がん循環器病予防センター
濵田未佳 乳腺検診部長

 ブレストアウェアネスとは、乳房を意識して生活を送ることです。具体的には、①正常の乳房の状態を知る、②乳房を見て触る、③乳がんの可能性のある乳房の変化を知る、④乳房の変化を自覚したらすぐに医師に相談する、⑤乳がん検診をうける。以上、5つのメッセージがあり、これによって乳がんの早期発見、診断、治療につながり、乳がんによる死亡を減らせるとされています。今回、この5つのメッセージについてお話します。ご存じの方はこれからも、初めての方は今日から、ブレストアウェアネスを実施してみましょう。

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(4) 高齢者疾患(認知症、誤嚥性肺炎、フレイル)

大阪がん循環器病予防センター
伊藤壽記 所長

 高齢者医療では認知症や肺炎、転倒や転落などによる不慮の事故が問題となっています。最近、その原因として、フレイルという言葉をよく耳にするかと思います。フレイルとは虚弱という言葉に由来し、健康な状態と要介護状態との中間に位置し、身体的機能や認知機能の低下がみられる状態を指します。人生百年時代が来ると言われ、平均寿命は延びていますが、実生活では健康寿命を延ばすことが重要です。そのためには要介護にならぬよう身体機能を高めておく必要があります。

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(5) 知っていますか? 前立腺がん、腎臓がん

大阪国際がんセンター
西村和郎 副院長

 皆さんは前立腺がんや腎臓がんをご存知でしょうか?泌尿器科で扱う病気の中で、これら2つのがんは検診がとても重要です。前立腺がんは進行して転移を来すまで自覚症状に乏しく、排尿困難や血尿などの症状が出てから病院を受診すると、既に転移していることがよくあります。最近は、PSA (前立腺がんの腫瘍マーカー) 検査によって早期に前立腺がんが発見されることが多くなりました。腎臓がんも早期では自覚症状はありませんが、進行すると血尿、側腹部痛などの症状が出現し、さらに肺に転移しやすい特徴があります。早期発見のためには、超音波検査が有用です。これら前立腺がん、腎臓がんの特徴や診断、治療についてご紹介します。

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(6) 超音波検査で見つける肝臓・胆嚢・膵臓の病気

大阪がん循環器病予防センター
田中幸子 顧問

 腹部超音波検査を受けられたことありますか?痛くも何ともなくて楽な検査だけど、いったい内臓の何がわかるのかしらと思っておられませんか?
超音波検査は安全で侵襲がないので健康診断に取り入れやすく、しかもがんの早期診断の他、脂肪肝や胆石の診断など、とても有用な画像診断法なのです。
今回は、超音波で画像が作られるしくみや内臓のどんな変化が画像に現れるのかについてお話しし、膵臓・肝臓・胆のう・腎臓などのがんやその他の病気について超音波画像をお示ししながら説明したいと思います。

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(7) 上部・下部消化器がん検診について

元大阪がん循環器病予防センター
林暢彦 内視鏡検診部長

 人の寿命を左右する大きな原因としてがんは、問題となる。その中でも、胃・大腸がんは男女ともに重大な疾患である。すなわち、罹患率、死亡率とも上位に位置する疾患である。一方、他臓器がんに比し、早期発見による治療は比較的容易とされる。また、早期発見は、生活の質(QOL)の維持に大きく貢献する。胃がんに対するピロリ菌は、重大な危険因子として、その除去は、予防医学上重要な方策となる。これらの点を踏まえつつ、検診の重要性と限界について概説を行う。

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(8)アルコールによる肝障害と肝がん発症

大阪国際がんセンター
大川和良 肝胆膵内科主任部長

 適度な飲酒はストレスを和らげ、ひいては仕事や生活を円滑にする効果があります。しかしながら過量の飲酒は全身にわたって様々な健康障害を引き起こします。本講演ではアルコールによる肝障害と肝がんについてお話しします。
 アルコール性肝障害とは、長期(通常5年以上)にわたる過剰の飲酒が肝障害の主な原因と考えられる病態です。過剰の飲酒とは1日平均純アルコール60g以上の飲酒を指します。但し女性、フラッシャー(少量のお酒で顔が赤くなったり気分が悪くなる人)、肥満者では、それより少ない飲酒量でもアルコール性肝障害を起こすことがあります。
 アルコール性肝障害にはアルコール性脂肪肝、アルコール性肝炎、アルコール性肝線維症、アルコール性肝硬変、アルコール性肝がんの各病型があります。特に肝硬変や肝がんは過度の飲酒を長期間続けることで起こります。アルコール性肝障害の治療は、基本的には断酒です。アルコール依存症となった場合は、心理社会的治療が中心となり、カウンセリングなどの精神療法や断酒会などへの参加が断酒継続に有効となります。
 アルコール性肝がんは近年増加しており、肝がん全体の約15-20%を占めていると考えられています。がんの進行度に応じて、肝切除、穿刺局所治療、肝動脈化学塞栓術、全身薬物療法などによって治療がなされます。
 アルコール性肝障害をはじめとしたアルコール性の種々の健康障害を引き起こさないためには「節度ある適度な飲酒」を守る必要があります。「節度ある適度な飲酒」とは1日平均純アルコールで20g程度(= 2ドリンクまで)の飲酒を指します。飲酒で健康を損ねることがないように、くれぐれも過量な飲酒を避けるようにしてください。

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(9)乳癌にかかりやすい人は? 乳癌は遺伝するの?

大阪がん循環器病予防センター
濵田未佳 乳腺検診部長

 乳がん検診や外来で「私って乳癌にかかりやすいですか?」「家族が乳癌になったので心配です」という声をよく聞きます。今回その質問にお答えする形で、乳癌のリスクファクター、遺伝性乳癌についてお話したいと思います。

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