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気になる病気・健康のこと

食生活

栄養と健康の関わりは?

私たちの食を取り巻く状況は多様化し、便利な世の中になりました。しかしその反面、つい食べすぎてしまったり、かたよった食事内容になったりと、食生活は乱れがちです。栄養は不足しても過剰になっても体に負担がかかり、かたよった食生活を続けると、次のような生活習慣病にもつながります。

エネルギーの摂りすぎ 肥満、糖尿病、虚血性心疾患
食塩の摂りすぎ 高血圧、脳卒中、胃がん
脂肪の摂りすぎ 肥満、脂質異常症、糖尿病、虚血性心疾患
ビタミン・ミネラル・食物繊維などの不足 がん、骨粗しょう症、貧血

健康な体を維持するために、「食べ物を賢く選択する力」を身につけましょう。

こんな食事が理想的

主食・副菜・主菜・(汁物)をそろえると栄養のバランスがとりやすくなります。

図:理想的な食事

主菜・副菜・主菜を上手に組み合わせましょう

食事バランスガイドとは、1日に「何を」「どれだけ」食べたらよいのかの目安をわかりやすくイラストで示したものです。全体がコマの形で表現されていて、主食、副菜、主菜、牛乳・乳製品、果物の5つのグループに分かれています。また、軸は必要な水分、そしてコマを回転させるのは適度な運動です。これらを上手に組み合わせて、コマが倒れてしまわないようなバランスのとれた食生活を心がけましょう。

図:食事バランスガイド

詳しく知りたい方は「外部サイト:食事バランスガイド」をご覧ください。

こんな方はいませんか?

朝食を欠食する

朝食は頭と身体のウォームアップ!夕食は腹八分目にし、夜食も控えて、最初は食べやすい牛乳・乳製品や果物などから、とにかく何かを口に入れるようにしましょう。

食事時間が不規則

食事時間が不規則だと、空腹感から間食やジュースを摂りすぎることになりがちです。どうしても食事時間がずれる場合には、次の食事までの時間を考え、軽めにするなど工夫しましょう。

外食が多い

野菜が多い定食メニューや、単品メニューにも副菜の小鉢をプラスするなど、バランスがよくなるように選びましょう。また、揚げ物や炒め物ばかりでなく、油を控えた煮物や焼き物にしたり、漬物を控えめにするなど、考えて食べましょう。

サプリメントを多用する

サプリメントはあくまで1日の食事で足りない栄養素を「補う」もので、多用すると特定の栄養素の過剰摂取につながり、体に負担のかかる場合もあります。サプリメントに頼りすぎて日常の食生活がおろそかにならないようにしましょう。

食事は文化、おいしく楽しく
「食事をする」という行為には、必要な栄養素の補給というだけではなく、嗜好を満足させたり、食材や料理に季節や文化を感じたり、いっしょに食事をする人との会話を楽しんだりするなどいろいろな役割があります。毎日の食事をよりおいしく、そしてこれからの人生も元気で楽しく過ごすために、日頃の食生活を見直して、できることから改善してみましょう。

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