がん予防部門 がん予防への取り組み

がんは生活習慣病の一つと考えられており、生活を改めれば予防できたり、発症を遅らせたりすることが可能です。もし、がんが見つかったとしても早期に見つければ、治療は最小限になります。さらに、一歩踏み込んで、予防ができれば一番良いわけです。
米国では最近、予防の啓発のためか、主たるがんの罹患率が低下していることが報告されています。年齢調整死亡率はピーク時に比して、25年間で約27％低下しています。しかしながら、日本はいまだ右肩上がりの状況が続いています。さて、大阪府は代表的ながんである、胃がん、肺がん、大腸がん、乳がん、子宮頸がんにおいて、都道府県別にみて各々のがん検診率は依然として底辺をさまよっています。それを反映してか、がんによる死亡率は全国第5位となっています。何とかこうした汚名を返上したいところです。
さて、今年のがん予防キャンペーン大阪のテーマは「子宮頸がん検診とHPVワクチン ～未来のために大切なこと〜」としました。ワクチンで予防できるがんは限られています。
是非この機会を逃さずに動画をご覧いただければ幸いです。

がん予防キャンペーン大阪　実行委員長　伊藤壽記